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泌尿器科

最終更新日:2018年10月31日(水曜日) 16時06分 コンテンツID:1-4-18-18

治療法の選択に際してはご希望を最大限に尊重し、安全で着実な医療を提供いたします

 泌尿器科は、平成23年7月から常勤体制となり、休日を除いて毎日診療を行っています。平成26年4月1日、当院は日本泌尿器科学会より泌尿器科専門医教育施設の認定を受けました。
 当科では、尿路として腎臓、尿管、膀胱、尿道の疾患を、また男性性器として前立腺、陰茎、精巣(睾丸)、精巣上体(副睾丸)などの疾患を治療いたします。


尿路系および男性性器

 泌尿器科疾患にはさまざまな症状がありますが、主に次のような症状の方を診療しています。泌尿器科専門医と看護師が責任をもって対応いたしますので安心して受診してください。
 治療法は疾患にもよりますが、薬などの保存的治療と手術に大きく分けられます。治療法の選択に際しては、患者さまのご希望を最大限に尊重し、十分にご理解をいただいたうえで安全で着実な医療を提供いたします。


主な症状
  1.尿に血が混じる、検診で「尿潜血」を指摘された
  2.尿が近い、尿の回数が多い
  3.尿が出るときに痛い
  4.尿がもれる、尿失禁がある
  5.尿が出にくい、尿の勢いが弱い
  6.尿意があるのに尿がまったく出ない
  7.尿が残っている感じがする
  8.検診でPSA値が高いと言われた
  9.子どもの精巣(せいそう)が降りていないと言われた
 10.陰嚢(いんのう)が腫れてきた
 11.陰嚢(いんのう)が痛い
 12.わき腹(腎臓)のあたりが痛い
 13.勃起力(ぼっきりょく)が低下した
 14.尿道から膿(うみ)が出る
 15.精液が赤くなった

 

上記のうち特に1、2、4、5、8、10、12、13の症状について簡単に解説いたします。

 

1.尿に血が混じる、検診で「尿潜血」を指摘された
 血尿は尿をつくる腎臓や尿の通り道の重要な病気のサインです。たとえば膀胱癌の85%は血尿を契機に発見されます。
 血尿の原因としては、膀胱癌などの悪性腫瘍や結石、膀胱炎、腎臓の内科的な疾患などさまざまなものがあります。
 泌尿器科では、尿検査のほかに尿細胞診(尿のなかに癌細胞が混ざっていないか調べます)、腹部造影CT(お腹のなかを詳しく調べる画像検査です)や膀胱内視鏡検査(痛みの少ない軟らかい電子スコープを用いて膀胱のなかを観察します)を行います。早くに疾患が見つかれば、それだけ体に負担の少ない治療が可能になります。血尿が見つかったら、症状がなくても早めの泌尿器科専門医の受診をおすすめいたします。

 

2.尿が近い、尿の回数が多い
 朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上の場合を頻尿といいます。また夜間1回以上排尿のために起きる場合を夜間頻尿といいます。
 頻尿の原因はさまざまですが、過活動膀胱、残尿、多尿、炎症、腫瘍、心因性に分けることができます。夜間頻尿の原因は、夜間多尿、膀胱容量の減少、睡眠障害に分けられます。多尿の原因としては、糖尿病や水分のとり過ぎがあり、特に夜間多尿の原因としては、高血圧、うっ血性心不全、腎機能障害、睡眠時無呼吸症候群などがあります。水分の過剰摂取による夜間多尿は、水分を控えるだけでも改善しますが、原因がはっきりしない場合は泌尿器科専門医の受診をおすすめいたします。

 

4.尿がもれる、尿失禁がある
 尿失禁は4つのタイプに分けられます。
(1)腹圧性尿失禁:重いものを持ち上げた時、咳やくしゃみをした時など、お腹に力が入った時に尿がもれてしまう。加齢や出産を契機に骨盤底筋群が緩むためにおこります。
(2)切迫性尿失禁:急に尿がしたくなり、我慢できずにもれてしまう。脳血管障害や前立腺肥大症などが原因になりますが、原因が明らかでないことも少なくありません。
(3)溢流性(いつりゅうせい)尿失禁:自分で尿を出したいのに出せない、でも少しずつ尿がもれてしまう。前立腺肥大症が主な原因です。
(4)機能性尿失禁:身体運動機能の低下や認知症が原因で起こる尿失禁で、歩行障害のため移動に時間がかかりトイレまで間に合わない、あるいは認知症のためにトイレで排尿できない。
 治療は、軽い腹圧性尿失禁では骨盤底筋体操で改善が期待できます。体操や薬による治療で改善しない場合は手術適応となります。また切迫性尿失禁では薬が用いられます。
 尿失禁の種類や程度により、治療法はさまざまです。尿失禁は生命に直接影響するわけではありませんが、生活の質を低下させます。困ったなと思ったら、泌尿器科専門医にご相談ください。

 

5.尿が出にくい、尿の勢いが弱い
 排尿困難は膀胱から尿道への尿の通過が妨げられる場合、あるいは膀胱がうまく収縮できない場合に起こります。通過障害で最も多い原因は男性の前立腺肥大症で、膀胱の収縮障害は男女とも神経因性膀胱で起こります。前立腺肥大症は加齢とともに増加します。神経因性膀胱の原因としては、糖尿病、腰部椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、骨盤内手術における神経損傷などが多いです。排尿困難の原因を明らかにし治療を行うことが大切です。排尿困難で生活に支障がある場合には、泌尿器科専門医の受診をおすすめいたします。

 

8.検診でPSA値が高いと言われた
 PSA(ピーエスエー)は「前立腺特異抗原、prostate-specific antigen」のことで、前立腺上皮細胞から分泌される蛋白です。一般的な基準値は、4.0ng/ml未満です。
 PSAが高くなる疾患は、前立腺癌、前立腺肥大症、前立腺炎などです。
 泌尿器科ではPSAをもう一度検査し、数値の変動があるかみることが多く、さらに直腸診(前立腺が腫れているか、硬い部分があるか調べます)や経直腸的超音波検査(前立腺の大きさを測定し形態や内部を観察します)を行います。
 前立腺癌が疑われる場合は前立腺生検(肛門から細い針を前立腺に穿刺し、前立腺の組織を採取し病理学的に癌の有無を調べる検査で、1泊2日入院で行います)がすすめられ、前立腺肥大症や前立腺炎が考えられる場合は適切な治療が行われます。PSAが高いと言われたら、放置せずに泌尿器科専門医の受診をおすすめいたします。

 

10. 陰嚢(いんのう)が腫れてきた
 入浴中などに陰嚢が腫れていることに気づくが痛みも何もない場合、まず考えられるのが陰嚢水腫(いんのうすいしゅ)です。これは陰嚢のなか(精巣のまわり)に水がたまる良性の疾患です。超音波検査によって容易に診断がつきますが、多くの場合原因不明です。しっかり治すためには手術が必要です。針を穿刺して内容液を吸引する治療法もありますが、効果は短期的です。
 そのほかに考えられるのが精巣腫瘍です。青壮年期に多い悪性の疾患で、一般的に痛みを伴いません。放置すれば転移進展します。腫瘍マーカーという血液検査や超音波検査などによって診断されます。精巣腫瘍と診断されれば、まず精巣を摘除し病理学的に組織型を判定します。さらに画像検査によって転移の有無を調べます。転移があれば、化学療法(抗がん剤)や放射線療法を行います。転移があっても適切な治療を受ければ多くは完治します。陰嚢(いんのう)が腫れてきたら、放置せずに泌尿器科専門医を受診してください。

 

12.わき腹(腎臓)のあたりが痛い
 腎臓は手を後ろに回してわき腹と背骨の中間あたりにあります。
 腎臓の痛みは、尿管結石、尿管狭窄、尿管腫瘍などによる尿管の通過障害、急性腎盂腎炎による腎臓の炎症、腎臓の動脈が血栓(けっせん:血のかたまり)で詰まる腎梗塞(こうそく)などで引き起こされます。
 泌尿器科では、尿検査のほかに腹部X線、腹部超音波検査、腹部造影CTなどの検査を行い、痛みの原因を調べます。
 腎臓の痛みといっても病態がさまざまなので、痛みの原因を明らかにし適切な治療を行うことが大切です。腎臓のあたりの痛みを感じた場合は、早めに泌尿器科専門医を受診してください。

 

13.勃起力(ぼっきりょく)が低下した
 勃起障害は英語でErectile Dysfunction といい、頭文字をとってEDと呼びます。EDの主な原因としては、加齢、喫煙、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、うつ病、慢性腎臓病、神経疾患、服用中の薬剤の副作用などがあります。
 多くの心血管疾患(狭心症、心筋梗塞など)の患者さんが、その発症前にEDを自覚しています。つまりEDになったら他の全身疾患が進行しつつあるかもしれないということです。治療にはED治療薬が用いられます。EDを自覚したら泌尿器科専門医を受診してください。



【症例登録事業について】

当科は、一般社団法人National Clinical Database(NCD)におけるデータベース事業に参加しており、手術・治療に関する情報の登録を行っております。この事業を通じて、患者さんにより最善・適切な医療を提供するための取り組みを支援することが可能となります。

登録情報の管理は厳重に管理し、関連法令や取り決めを遵守し行っております。

詳細につきましては、下記関連リンクより一般社団法人National Clinical Database(NCD)ホームページをご覧ください。

泌尿器科 医師紹介

役職 担当医氏名 出身医局 専門分野
泌尿器科 酒井 晨秀 金沢大学医学部泌尿器科 泌尿器科一般
部長 (サカイ アキヒデ) 資格 所属学会など
    医学博士 日本泌尿器科学会
    日本泌尿器科学会 日本泌尿器内視鏡学会
        専門医・指導医 日本癌治療学会
      日本透析医学会
役職 担当医氏名 出身医局 専門分野
泌尿器科 川口 昌平 金沢大学医学部泌尿器科 泌尿器科一般
医師 (カワグチ ショウヘイ) 資格 所属学会など
    医学博士 日本泌尿器科学会
    日本泌尿器科学会  
        専門医・指導医  
       

主な手術実績(平成23年9月から平成24年3月)

主な手術実績(平成24年4月から平成25年3月)

主な手術実績(平成25年4月から平成26年3月)

主な手術実績(平成26年4月から平成26年6月)

関連リンク

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