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臨床教育・研究センター

最終更新日:2017年8月17日(木曜日) 19時40分 コンテンツID:1-4-794-794


 学生実習、人材確保、院内教育、臨床研究、治験推進等を通じて病院の活性化や診療レベルの向上を目指し、より良い地域医療を提供できる環境づくりを目的に2014年度より病院内に臨床教育・研究センターを設置しています。

現在は以下の4部門を軸に、教育研究の体制強化を行っています。

1.人材確保・学生実習(学生実習管理事務局)
 
医学科、看護学科、薬学科、リハビリテーション科を初めとする学生の教育に携わり、よりよい医療職の育成に貢献していきます。

他職種との連携を重要視し、学生のときからその連携に関わり、多職種間のコミュニケーションの重要性を学べるよう実習プログラムを工夫しています。

さらに当院で地域医療を担う人材を確保できるよう、その魅力を紹介し、意欲のある人材を多く確保できるよう活動しています。

【主な内容】
○富山大学医学部5年生の地域医療実習


 ○富山大学医学部5年生の地域医療実習

「地域医療とは何か」を学ぶための実習と捉えています。当院を利用されている患者様方が抱える医療的な問題を把握し、各々の事情に応じて個別的な対応ができるよう多職種で連携する姿や、当地域に広く存在する問題点を解決するための対策や研究などを見たり、聞いたり、触れたりすることにより、地域医療のあり方を学んでいただきます。患者様の病気よりも、医療者の行動や姿勢を見ていただくことを優先した実習内容になっています。月曜日から金曜日までの5日間を当院で過ごしていただきながら、大学病院にない医療を可能な限りたくさん体験していただけるようプログラムを作成していますので、地域医療の醍醐味を十二分に味わえることと思います(図1)。また、実習期間中を居心地よく過ごしていただくために、実習生の皆様の福利厚生を担当しています。

週間スケジュール


図1. 地域医療実習の週間スケジュールの一例


 5日間で当院の医療を可能な限りたくさん体験していただけるようプログラムを構成し、地域医療とは何かを学んでいただけるよう工夫しています。


○富山大学医学部6年生の選択制臨床実習

 当地域の地域医療に必要とされている総合診療医とはどういうものか理解していただくために、総合診療科実習を用意しています。家庭医や総合医を目指す後期研修医(専攻医)や家庭医専門医が指導医として対応いたします。指導医が行っている救急、病棟、訪問の各診療を体験していただくとともに、予防医療や福祉、地域リハビリテーションなどの広い領域を学びます。実習期間中には、看護師、薬剤師、リハビリテーション療法士、社会福祉士などのさまざまな部署で学ぶ機会もあり、各職種のことをよく理解することで、将来他職種で連携する際の基礎知識を学べます(図2)。また、この実習は、当院における初期臨床研修医の模擬体験となるようにプログラムを構成しており、実際に初期臨床研修医がどのような研修を受けているかを間近で見ることができます。当センターは、実習プログラムの作成、運用とともに、実習生の皆様の福利厚生も担当しています。

新聞記事


図2. 選択制臨床実習の様子が新聞で紹介されました(平成26年4月16日付)


○富山大学以外の大学からの学生実習

 例年、金沢大学、金沢医科大学、自治医科大学からもカリキュラムの一貫として当院で実習される学生がおられます(表1)。富山大学の実習をベースに、実習期間、実習の目的、学生の希望等に応じてプログラムを個別に設定しています。

表1


○病院説明会等へのブース出展


 富山県臨床研修病院合同説明会、レジナビフェアin金沢などの病院説明会に随時出展し、当院での初期研修について紹介を行っています。出席の際には、是非当院のブースにお立ち寄りください。


○病院見学について


 個別見学は、病院平日業務のある日はいつでも可能です(休日も相談により可能な日があります)。決まった見学日程は設定しておらず、希望する内容をお聞きしてから見学プログラムを組みますので、数時間単位から数日、数週間の単位までいくらでも可能です。随時受け付けていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

お問い合せ先

2.人材育成(初期臨床研修管理事務局)
 現行の初期臨床研修制度が始まってから、基幹型臨床研修病院として、毎年2名の定員で初期臨床研修医を募集しています。これまでに、9名の研修医が当院に来てくれました。

表2

 

 また、協力型臨床研修病院として、富山大学附属病院や金沢大学附属病院から内科・総合診療科、外科、整形外科、地域医療の研修を希望して多くの研修医が来てくれています。

当院での2年間の初期臨床研修プログラムを修了した7名のうち、4名はそのまま当院の後期研修医として後輩の育成や学生実習指導に携わっており、うち1名は2014年度に日本プライマリ・ケア連合学会が認定する家庭医療専門医を取得しました。

この数年間で医師臨床研修の屋根瓦方式体制がほぼ完成し、充実した研修体制基盤が整いました。

3.臨床研究(臨床研究管理事務局)

 大学病院等の大きな病院で診療される機会の少ないありふれた疾病や高齢者特有の問題については、その解決方法を研究される機会が少なく、高齢化が進む中で日常診療に戸惑うことがあります。そうした問題に対し、当院では2007年度より多職種で構成されたチームが主導で臨床研究を行い、包括的評価と個別化された介入によって少しでも解決できるよう努力し、その成果を発表しています。

臨床教育・研究センターでは、院内での臨床研究の立ち上げや研究支援を行なっています。

【主な業績】
○病院職員のモチベーションアップを目指す研究


2015年5月から「積極的承認制度による医療職者のモチベーション向上への効果」を開始しました。医療職者のモチベーションを上げるために、互いを賞賛し、認め合う分化の構築を目指した取り組みです。

○認知症高齢者の摂食嚥下障害に関する研究
 2013年4月から2015年3月に実施した「認知症高齢者摂食障害例に対するクリニカルパスを用いた包括的介入の効果」の結果を解析し、発表しました(現在論文投稿中)。

 この研究は、日本プライマリ・ケア連合学会より若手研究助成を受けました。新聞やケーブルテレビなどで、この取り組みについての話題がいくつか取り上げられています。また、研究の中間解析結果を第6回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(平成27年6月、つくば市)において日野原賞候補演題として発表しました。残念ながら受賞にはなりませんでしたが、大きな反響があったと実感しています。ほかにも、多職種が各々の立場から摂食嚥下障害の分析を行い、学会発表をたくさん行ってきました。

表3

   カンファレンス


○嚥下性肺炎(誤嚥性肺炎)に関する研究


 2008年1月から4月に実施した「嚥下性肺炎に対する嚥下性肺炎対策プロジェクトチーム介入試験」の結果を基にした論文「高齢者嚥下性肺炎に対する包括的診療チーム介入試験」(日本老年医学会雑誌48(1):63-70,2011)が第19回日本老年医学会優秀論文賞を受賞し、2012年6月28日に表彰されました。

→ 日本老年医学会ホームページ

→ 論文掲載サイト(J-STAGE)



4.治験推進(治験管理事務局)
 
厚生労働省の治験活性化計画に基づく治験推進に関するさまざまな事業が展開されてきていますが、当院でも治験施設支援機関2社と契約し、2014年度より治験を推進していく方針といたしました。世界における日本の薬剤開発の遅れを取り戻し、よりよい新薬ができるだけ早く患者様方の手元に届くよう、当院も治験に貢献して参りたいと思います。治験には患者様の力も不可欠ですので、何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願い致します。

関連ファイル

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住所:〒932-0211 富山県南砺市井波938

電話番号:0763-82-1475