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「世界の在宅医療・家庭医療」講演会が開催されました

情報発信元: 臨床教育・研究センター
最終更新日:2015年2月17日(火曜日) 19時24分 コンテンツID:2-4-794-998

外国での在宅医療への取り組みを、実際に診療されている先生からお話しいただきました

当院ではかねてより地域医療への取り組みを行ってきましたが、外国ではどのような在宅医療が行われているのかをお話しいただくため、イギリスより「澤憲明」先生、オランダより「ウィルバート・スルイター」先生をお招きして講演会を行いました。



まずは澤憲明先生(左)にイギリスでの家庭医の役割についてご紹介いただきました

続いてオランダよりいらしたウィルバート先生(中央)よりチームでの取り組みについて

日本とは「プライマリ・ケア」という言葉の意味が少し違うと紹介されました

富山大学の山城先生にウィルバート先生の講演をサポートいただきました

澤先生は富山県出身で、お父様はかつて当院に勤務しておられたこともあるとてもゆかりの深い方ですが、今回はイギリスでの「家庭医」の役割を中心にお話しいただきました。
地域の住民はあらかじめ自分でかかりつけ医として診療所を登録しており、診療所の医師は家庭医として、何らかの理由により受診できない患者に在宅医療を提供していることを電話相談や往診依頼の例を用いて分かりやすく、またイギリスでは2000年から10年間にわたり行われた制度改革により待機時間や院内感染率が改善し国民の満足度が上昇していることなども背景としてご紹介いただきました。

ウィルバート先生にはオランダの総合診療医が行っているチーム医療の事例を実際の症例を用いてお話しいただきました。
診療所に勤務する医師や看護師だけではなくリハビリ療法士、栄養士、助産師などのさまざまな職種がパートナーとして患者ごとにチームを組み、疾患だけではなく地域の住民が抱える家庭などの問題もあわせて解決に向け取り組んでいること、またオランダでは国の施策として75歳以上のすべての高齢者にアンケートを実施し、2割以上当てはまった場合は追加評価として看護師が訪問を行って普段気づきにくい問題の予防とそれによる入院患者の減少を目指す取り組みが行われていることをご紹介いただきました。

お二方とも滞在時間が限られる中で、非常に分かりやすくそれぞれの国で行われている在宅医療への取り組みをご紹介いただきました。
南砺市民病院ではこれからも日本や世界での地域医療への最新の取り組みを、講師を招いてお話しいただこうと考えています。
関心のある方はぜひご参加ください。


臨床教育・研究センター

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