本文へ

[ここから本文]

自治体病院で日本初のJCI(Joint Commission International)の認証を取得

最終更新日:2022年1月4日(火曜日) 15時08分


 当院は、2021年12月13日~12月17日の期間に、世界で最も難しい基準を持つアメリカの国際的医療機能評価機関であるJCI(Joint Commission International)の病院プログラム認定審査を受審し、初回認定を取得しました。JCI認証のプログラムには、病院プログラムの他、外来診療プログラム、長期ケアプログラムがあります。わが国では34の医療機関(うち31が病院プログラム)が今まで認定されていますが、自治体病院では初めてで、日本海側の病院でも初めての認証です。
 病院機能評価はわが国のものもあり、当院は2021年に5回目の認証を受けましたが、JCI認証は、いろいろある病院機能評価の中で、国際的に最も価値のあるものと言われています。先進的かつ継続的な「患者安全」「感染管理」「医療の質と改善」などの項目を、国際基準の視点で審査し、医療の質の改善に結びつけます。
 継続的な医療の質改善と向上のため、3年毎に認証の更新審査が行われます。
当院は、2年以上の期間をかけてJCI認証の準備を行い、今回の認定に至りました。認定されたからといってもこれがゴールではなく、これがスタートだと考えています。今後もJCIの評価を定期的に受け、認定病院として本当の意味で相応しい病院になるべく努力を重ねることにより、当院に来られる患者さまやご家族の方々へ、安心、安全で質の高い最善の医療が提供できる病院を目指してまいります。

JCI(Joint Commission International)とは
 米国の医療機関を対象とした第三者評価機構Joint Commission(元JCAHO:1951年設立)の国際部門として1994年に設立された医療機能評価機構です。本部はシカゴにあり、「医療の質と患者安全の継続的な改善」を目的として、世界90カ国以上における医療機関および政府機構を支援しています。
 JCIは、患者様の安全性が担保されているか、高品質な医療が提供されているか、院内に継続した改善活動が行われる仕組みを有しているかを評価する認証機構であり、世界の中で最も厳しい基準を持つ医療施設評価機構とされています。