南砺市予防接種相談会について

ワクチンをまったく接種していない子どもがいます。その理由はさまざまですが、

・ワクチンの副反応が不安だ (ネット上ではワクチンに対する不安を増幅する書き込みが多く、怖くなった。ただし大部分は根拠のない不適切なもの)。

・ワクチンを接種してもしなくても何も変わらない。健康なのでワクチンは不要だ (実はワクチンを接種している他の多くの子どものおかげで病気が流行らず、間接的に病気からワクチンによって守られていることに気づいていない）。

・異物 (=毒物) を体に注入せずに自然に育てたい、自然に免疫をつけたい。（実際に罹って死亡したり、後遺症を残したりする可能性に気づかない。昔は兄弟のうち数人は感染症で死亡していたが、現在はワクチンによって防ぐことができる病気で死亡する人はまれ）。

などが考えられます。ワクチンに関する正しい情報を得る機会がなかったことがその原因だと考えられますが、多くの小児科の医師は忙しくて、ゆっくりとワクチンについて説明する時間が取れません。

そこでワクチンに対してのご家族の不安や疑問に対して、小児科医師が質疑応答形式で、時間をかけて回答または説明し、ワクチンに対する誤解や不安を軽減していただこうという目的で、平成29年1月から南砺市健康課主催で南砺市予防接種相談会を隔月に開催しています。詳細は南砺市の広報をご覧下さい。

また、予防接種相談会での相談内容および参加者の感想をまとめました。（→南砺市予防接種相談会での相談内容・南砺市予防接種相談会の参加者の感想について）