南砺市医療連携の会を開催しました
最終更新日:2016年12月1日(木曜日) 17時10分
|
南砺市医療連携の会~心疾患を考える会~を当院内科非常勤医師で富山大学第二内科の城宝秀司先生を講師にお招きして開催しました。
「循環器疾患の見方・考え方~非常勤循環器医師の立場から再考する~」をご演題に、急性疾患として○循環停止(失神、心停止)、○急性心筋梗塞AMI、○急性肺血栓塞栓症APE、○急性心不全AHFを対象に、病態と臨床経過の特徴を示され、注意する点や治療について示して頂きました。また慢性疾患として慢性心不全の扱いを○運動強度と症状について○交感神経賦活を念頭に○骨格筋の大切さなどに加え、認知症への影響にも言及され、循環器非専門の我々にとって大変刺激になるご講演でした。
以下に城宝先生自らのまとめを付けます。
『循環器疾患の見方・考え方 』まとめ
1)病歴、心電図から失神、心停止を予測する。
2)致死的疾患(AMI、APE、AHF)に対しては応急処置を的確かつ迅速に開始する。
3)運動強度を考慮して心疾患の可能性、重症度を推測する。
4)交感神経の動きを念頭に置き、問診から病態を把握し患者指導する。
5)動ける骨格筋がつくよう配慮する。
城宝先生、ありがとうございました。