職員全体研修会を行いました
最終更新日:2018年12月21日(金曜日) 15時04分
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愛知医科大学内科学講座 肝胆膵内科学 准教授(特任) 角田圭雄先生を講師にお招きし、職員全体研修会を行いました。英国国立ウェールズ大学経営大学院にてMBA(医療経営学修士号)を取得された角田先生に、「トランプ時代のMBA的医療経営学」~モチベーション、行動経済学、交渉学~と題して、通常であれば800ページ・8時間になる講義内容を約2時間弱に凝縮してご講義いただきました。
病院経営は、営利を目的とした企業の経営とは多くの点で異なり、診療や看護、医療技術や医療事務などの特定分野の管理能力、そして「全体最適」の視点が必要であり、特に全職員のモチベーションを向上する理論について、経営学の基本的な知識からマクロの観点で解説いただきました。先生の講義を生かし、今後も患者さんに満足していただける病院を目指していきます。
角田先生、ありがとうございました。
~参加した医師の感想~
「経営学」は、「お金」の事を考えるのではなく「かかわるすべての人を幸せにするための手段」である、というメッセージから始まり、我々が日々携わっている医療の不確実性や、自分たち自身の行動がとても非合理的な考えに基づいているものであるという事実を、いくつかの例をもとに分かりやすく教えていただきました。近年話題となった医療現場の行動経済学に関する内容では、「ナッジ」※の有用性や上手な使い方についても考える良い機会となりました。今後は自分自身が積極的にこの様な分野についても学ぶことで、仕事に対する姿勢をより良いものに変えていきたいと感じました。
※「ナッジ」とは
ナッジ(nudge)とは、「ひじで軽く突く」という意味です。行動経済学分野において、人々が強制によってではなく自発的に望ましい行動を選択するよう促す仕掛けや手法を示す用語として用いられています。
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