初期臨床研修
最終更新日:2023年8月31日(木曜日) 10時21分
基幹型臨床研修病院として、これまで毎年2名の定員で初期臨床研修医を募集してきました。県からの要請を受け、2020年度より定員枠を4名にしています。これまでに、14名の研修医が当院に来てくれました(図2)。また、協力型臨床研修施設として連携している市立砺波総合病院や富山大学附属病院、金沢大学附属病院などから内科・総合診療科、外科、整形外科、地域医療の研修を希望して多くの研修医に来ていただいています。
当院での2年間の初期臨床研修プログラムを修了した10名のうち、5名はそのまま当院の後期研修医として後輩の育成や学生実習指導に携わり、全員が内科認定医を取得しました。うち1名は2014年度に日本プライマリ・ケア連合学会が認定する家庭医療専門医を取得し、3名がこれから受験予定です(図2)。
後期研修(専攻医)から当院に来てくれる医師も多数おり、この数年間で医師臨床研修の屋根瓦方式体制がほぼ完成し、充実した研修体制基盤が整いました。
図2. 年度別初期臨床研修医数と研修修了後の進路
「私が当院を初期研修に選んだ理由は2つです。1つは、スタッフ同士の雰囲気が良く、先生方も教育熱心で、学生のときに病態や手技についてたくさん教えていただけたからです。2つめは、以前から古き良き町医者のような『家庭医』に興味があったからです。当院には、プライマリケア領域を専門とする医師が多く在籍し、家庭医ならではの視点が身につけられると期待して選びました。勤務してから改めて思うのは、やはり指導や教育に力を入れておられるということ、また相談しやすい環境であるということです。主治医として、患者さんの入院当初より治療計画、ADLなどを考慮してのリハビリ依頼、追加検査を自らが考えてオーダーします。最初は分からないことだらけで指導医の先生に聞いてばかりでしたが、相談するうちに徐々に思考回路が形成され、今では事前に要点を調べて議論できるようになりました。南砺市ののどかな環境も相まって、職場のスタッフは話しかけやすく、私自身活き活きと楽しく仕事をさせていただいています。」
小嵐優(初期臨床研修医1年目)
写真4.上級医から中心静脈カテーテル挿入の指導を受ける小嵐医師(左)(2020年5月22日撮影)
〇南砺市民病院初期臨床研修プログラム(初期臨床研修プログラム(PDF))
〇初期臨床研修医募集要項(募集要項(PDF)、様式(Word))
○臨床研修病院年次報告
・様式10(臨床研修病院年次報告書) PDF
・様式10 別表 PDF
・様式10 別紙1(研修管理委員会名簿と開催回数) PDF
・様式10 別紙2(患者数・研修医数) PDF
・様式10 別紙3(プログラム概要) PDF
・様式10 別紙4(指導医名簿) PDF
・様式10 別紙5(時間外・休日労働時間数) PDF
○病院見学について
個別見学は、病院平日業務のある日はいつでも可能です(休日も相談により可能な日があります)。決まった見学日程は設定しておらず、希望する内容をお聞きしてから見学プログラムを組みますので、数時間単位から数日、数週間の単位までいくらでも可能です。随時受け付けていますので、まずはお気軽にお問い合わせください(問い合せ先へのリンク)。
○スキルアップセミナーの開催について
南砺市民病院では、定期的に有名講師を招いた研修会を「スキルアップセミナー」として開催し、院外の学生、研修医に多数参加していただいています。