初期研修医スキルアップセミナーを開催しました
最終更新日:2016年10月28日(金曜日) 11時51分
鈴木先生ありがとうございました! |
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10月27日(木)南砺市民病院において、富山県における初期研修医の技能向上を目的に行われている初期研修医スキルアップセミナーの今年度1回目が行われました。
今回は東京慈恵会医科大学附属病院麻酔科学講座准教授の鈴木昭広先生をお迎えして、「救急・病棟・在宅で使えるエコー術」をテーマに講演と超音波検査の実技指導を行っていただきました。
講演では北海道旭川を拠点にドクターヘリによる救急医療に関わってこられたご経験から重症患者に対する超音波検査機器を用いた診断の手法や、近年注目されている肺に対する超音波検査の方法、またご自身が提唱されている「PEAS protocol」(超音波を利用した周術期の気道評価法)の解説を通して医療事故として起こりやすい気管内挿管や胃管チューブ挿入への超音波検査を活用した事故防止への取り組み方など多岐にわたる内容を実際の検査の様子をアニメーションや豊富なイラストでわかりやすく解説していただきました。
その後の実技指導では当院の研修医をモデルとして、臓器ごとや体の部位ごとに実際に超音波検査を行いながら、得られる所見の見方や注意点を細かく指導していただきました。また、富山県でも富山県立中央病院において運行されているドクターヘリに搭乗している研修医からの希望もあり、ヘリの中でも用いられている携帯型のポケットエコーを使用する際のレクチャーも行われました。