南砺市民病院で専門外来「リウマチ科」を開設しました。
最終更新日:2021年7月19日(月曜日) 11時16分
2021年5月より、南砺市民病院において専門外来「リウマチ科」が新規開設となりました。毎週木曜日午後(診療受付13:00-16:00 予約制)にリウマチ膠原病内科医による外来診療を行なっています。
膠原病とは、本来自分の体を守るべき免疫が誤作動することにより、全身に様々な症状を引き起こす疾患の総称です。関節リウマチ・全身性エリテマトーデス・強皮症・筋炎…といったたくさんの疾患が含まれています。関節のこわばりや腫れ・痛み、原因不明の発熱などでリウマチ・膠原病が疑われることが多く、内科以外にも皮膚科・整形外科など様々な診療科の先生からご紹介をいただきます。
リウマチ・膠原病というと「治らない病気」というイメージがあるかもしれません。確かに長く付き合っていくことが必要な病気ではありますが、関節リウマチでは近年様々な薬剤が使用できるようになり、早期発見・早期治療によってより良いコントロールを目指すことができるようになってきています。全身性エリテマトーデスなどの膠原病においても、可能な限り早期に正確な診断を行うことで患者さんの状態により合った治療が選択でき、結果内臓へのダメージを最小限に食い止めることができます。もしも「関節が腫れて痛む」「手指がこわばる」などの症状がありお困りでしたら、かかりつけの医師にその症状をお伝えいただき、「リウマチ・膠原病の可能性はないですか?」と伺ってみてはいかがでしょうか。診断の入口の検査などを行なっていただけると思います。疑わしい場合には当院にご相談いただければと思います。