外科研修医 感想
最終更新日:2010年7月13日(火曜日) 17時37分
外科医師 医師免許取得後5年時の臨床研修
大病院での初期研修(2年間)と地域の総合病院での外科研修(2年間)を経て、南砺市民病院にて5年時の研修をしました。6年時も南砺市民病院で研修を行いますが、振り返ってみたいと思います。
良かった点は、まず指導者に恵まれました。手術が上手で、判断が早く、新しい知識や技術をどんどん取り入れられており、研修医に判断や技術を任せていただきました。 それから、消化器内科分野の診療や技術も学べました。ERCP(ENBD、内視鏡的乳頭拡張術、総胆管結石砕石、胆道ステント留置術など)、内視鏡的粘膜剥離術、上下部内視鏡的ポリペクトミー、内視鏡的止血術(クリッピング、食道静脈瘤に対するELVなど)、胃十二指腸潰瘍や腸炎など一般的な消化管疾患の診療、などです。 ただ、南砺市民病院の規模では外科専門医の取得のために必要な手術症例の一部が経験できません。消化管・腹部内臓や頭頸部・体表・内分泌外科の修練数、術者としての経験数は1年間で十分ですが、他は足りません。できれば他院での研修日があればと思います。 「外科5年目」として非常に有意義で、貴重な1年でした。非常に恵まれた環境で勤務させていただいたと思っています。新年度もよろしくお願いします。