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地域リハビリテーション科 言語療法

最終更新日:2023年1月18日(水曜日) 11時19分

「ことば」を繋ぎ、「食べる」を支える、言語聴覚士。


パワー溢れる若者から、経験豊富なスタッフまで、皆であなたの笑顔を支えます。

食べ物を飲み込む様子をカメラで見て、嚥下機能を評価し、適切な食事を提供します。

子どもの言葉の練習も行っています。

イラストやプリントを使いながら、患者様に合わせた方法で言語訓練を行っています。

食べる機能を維持・改善させるためのリハビリ場面です

 言語聴覚士は、音声機能、言語機能または聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため言語訓練その他訓練、これに必要な検査および助言、指導その他の援助を行うことを仕事としています。
 「人と話す」「食事をする」これらは人生の楽しみであり、いつまでもごく自然に行っていたいことです。しかし、「病気や加齢などで不自由になってしまった」「生まれつき不自由で困っている」という方も多数いらっしゃいます。そんな方の社会復帰をお手伝いし、自分らしい生活ができるよう支援します。院内でのリハビリテーションのみではなく、再び社会とのつながりをもつお手伝いもします。


<当院言語聴覚士が対象とする症状>

 

以下の症状に対して評価・訓練を行います。

 

①「話すこと」の障害に対して
・音声障害:声に異常が発生する
・構音障害:発音に支障が出る
・吃  音:流暢に話すことが難しくなる
※声帯や舌、唇などを発声発音器官といい、これらを使って話す動作を構音といいます。

 

②「食べること」の障害
・嚥下障害:食べ物がこぼれる、飲み込み難い、むせやすい等
・摂食障害:食欲が出ない
・当院には、医師や歯科医師、看護師を含む多職種による専門チームがあり、積極的なサポートを行うことで、成果を上げています。
もし、「食べること」に支障がある場合は、当院地域連携科まで、是非ご相談ください!

 

③「小児のことばの遅れ」に対して
・機能性構音障害:発音の誤りを修正します。
        例:「さかな」→「たかな」、「ちゃかな」など   

 

④「成人の言語障害」に対して
・失語症:聴く、話す、読む、書く、計算するなど、言語全般の機能が低下する
・記憶障害、認知症:記憶や認知機能の低下に伴う、言語機能の低下


退院後も豊かな生活を!社会との繋がりも支援します。
ご希望があれば「失語症友の会」といった集まりへのご紹介も致します。