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画像技術科からマンモグラフィのご紹介

最終更新日:2021年7月8日(木曜日) 16時04分

マンモグラフィ検査の紹介

【マンモグラフィとは? 】
乳房のX線撮影のことをマンモグラフィと呼んでいます。
胸部のX線撮影などと原理は同じく、少量のX線を乳房に 当てて、その吸収差により写真を作り出します。
また、他のX線撮影と大きく異なる点は、 乳房を圧迫した状態で撮影することです。


マンモグラフィ装置

ピンクリボンは、乳癌の早期発見の 重要性を訴えるための シンボルマークです。

【マンモグラフィ検査の特徴】
一般外来での乳房診察や乳癌検診で行われている触診法では分からなかった“小さなしこりや微細な石灰化を伴った乳癌”を早期に発見することが可能となりました。

【検査について】
上半身裸の状態になって頂き、左右それぞれの乳房を圧迫板で挟んで撮影します。 圧迫のときは個人差はありますが痛みを伴います。がまんできる範囲で撮影いたし ます。なお、検査は約10分程度で終了します。

【どうして圧迫するの?】
乳房の構成を大きく分けると乳腺組織と脂肪からなっています。写真上における乳線と乳癌の比較濃度は、乳癌組織がほんのわずかに高いか同程度であるため、乳腺組織の重なりが原因で病変が隠れてしまわないように、乳房を広げて圧迫し癌をより見易い状態で描出する必要があります。



0.1mm前後の複数の 微細な石灰化を伴った癌

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10mm大の小さな癌

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