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呼吸器内科の紹介

最終更新日:2014年9月9日(火曜日) 18時53分

呼吸器内科について


(左から)長瀬医師、品川医師、栗山医師

【呼吸器内科が扱う疾患】

肺は常に呼吸のため直接外来の物質にさらされる臓器であるためにアレルギー、感染症、腫瘍性疾患など種々の病気がおきます。中でも喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの気道疾患や肺炎などを中心に診療させていただいています。頻度は多くありませんが、肺がんや、間質性肺炎といった難しい病気もあります。咳で来院されて、とにかく咳止めをくださいとおっしゃる方がいらっしゃいます。実は同じ咳の症状でも原因は多岐にわたり、呼吸器疾患のみならず、消化器、循環器、耳鼻科的疾患までも鑑別する必要がある場合もあり、これら原因に対する治療こそがその人にとってのもっとも良い咳止めになると考えています。また実は肺がんや結核などが咳の原因であるといことも稀ではありません。特にひと月以上続く咳、痰や息切れ、血痰などがございましたら呼吸器科へご相談いただけると幸いです。

 

外来診療について

 採血、痰の検査、呼吸機能検査、レントゲン、CTなどの検査はすべて当日予約なしに外来で行えます。癌が心配で大きな病院を受診したら、結果が出るまで何週間も待たされて生きた心地がしなかったというような話を聞きます。当科ではよほどの事情がない限り当日にCTの結果などを含め、精密検査が必要な異常があるかないか御説明させていただくようにしています。また幸いにも、吸器内科医が2名常勤でおり、気管支鏡検査(肺のカメラ)も行っています。(南砺、砺波地区で施行できるのは当院のみ、年間50件前後)ただし、安全のため入院して施行させていただいています。

 

呼吸器診療におけるトピックス

喫煙と関連した疾患として肺がんを連想される方が多いかと思いますが、最近はCOPDが注目されています。喫煙による肺障害が認識されていない時代に喫煙されていたかたが高齢となり、呼吸困難のため生活に支障をきたしているケースが多いように感じます。喫煙されていたかたでなんとなく動くと苦しいというかたは単なる年のせいではないかもしれません。在宅酸素の導入なども行っていますが、そのような処置が必要になる前に早目にご相談ください。また睡眠時無呼吸が社会問題となっていますが、その診断のためのスクリーニング検査も外来で可能で、治療としてのCPAPの導入も行っています。

また、禁煙指導も行っていますのでお気軽にご相談ください。

 

【呼吸器内科の掲げる目標】

疾患の診断、治療のみならず、その人が最後までその人らしく豊かな生活が送れるよう、特に終末医療、緩和医療などを専門チーム、総合診療科(訪問チーム)と連携して、支援を行っていきたいと思います。

 

もっと詳しく呼吸器病についてお知りになりたい方へ

呼吸器疾患の事についてもっと詳しくおしりになりたい方は日本呼吸器学会のホームページに掲載されているQAが非常に参考になると思います。下にある関連リンクよりお進みください。

【気管支鏡検査時の様子】






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